北海道・大野さんのレポートです。
暑い日が続く北海道で、スコールのような雨が降った。
その翌日、増水とささ濁りでチャンスなのではないかと思い出掛けた道北の川は、
やはり思った通りの状態。
まずは朝イチ、本命ポイントに入りTROUSION143sで攻めるとヒット!
猛烈に引いた後にまさかのフックアウト…。
その後、Realizeで来なくて、次に結んだのはiFish9sワカサギ。
そして来た!ドラグを鳴らして猛烈に突っ走る。これは面白い!
エキサイティングなやり取りの後にキャッチしたのはイトウ72cm。
ベリーのシングルフックが上顎に浅く掛かっていた。危なかった。
次に向かったのは支流の流れ込み。しかしノーヒット。
更に車で場所移動。本流が濁っているので、また違う支流の流れ込みだ。
増水で思った以上に流れが早く、これは難しいなと思いつつもキャストを続け、
斜め下流の向こう岸までFRONT LAKE12gワカサギをフルキャスト。
支流のクリアな水が流れ込む場所にうまく着水させ、テンションを掛けながら
送り込んでいくと、来た!
ドラグが悲鳴を上げながらラインを吐き出していく。
増水した流れに乗ってどんどん下流へと走っていく。
そしてガバガバガバ!と姿を見せながらのヘッドシェイク、これはでかい!
水流とイトウの引きで全く寄せられず、これは無理か?と不安がよぎるも、
時間を掛けて慎重にリールを巻いているうちに、イトウが流芯を上流に向けて
泳ぎだしてきた。これはラッキー。
そのうち僕を通りすぎて上流に行き、また激しいやり取りとなる。
何度も上流・下流、流芯・岸際を行ったり来たりしているうちに、
ついにランディング!
なんとか身体の上半身だけネットに入った。勝った!
サイズは87cm、湿原では多数の90cmオーバーを上げているが、
流れの早い中流域でのイトウとしては自己ベストのサイズだ。
普段はニジマスやアメマスを釣るような川で、サケよりも大きいこのサイズは
なかなか刺激的だった。
太軸に変えたFRONT LAKEのシングルフックはがっちりと口の中に刺さっていた。
リリースすると勢いよく流れに戻っていった。





