群馬県利根川水系上流域

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東京都・平川さんのレポートです。

〈天候〉雪時々曇り時々晴れ

〈ルアー〉i Fish フィールドチューン 5S

毎年夏場に何度か訪れている場所ですが、少し早いかなと思いつつ今シーズン初の来訪でした。
嫌な予感的中・・・現地に到着するとまさかの雪です。
次第に強く吹雪のように降ってくる雪にしばらくため息しか出なかったですね。

幸い雪は降ったり止んだりだったので、タイミングをみて仲間と上流を目指して山道を歩き始めました。
本流は雪代で増水中、少しでも可能性を求め支流に入ることにしました。
本来渡る予定だった吊り橋も、冬支度中で踏み板が外されているというハプニング。
熊笹が生い茂る斜面を藪こぎして入渓となりました。
水温は本流に比べ幾分高いようで、まだ見ぬ魚にテンションは上がります。
雪代の影響で水量は普段より多めなので、最近お気に入りだったiFishのフローティングではなく、
シンキングでテンポ良くキャストしていきます。
ところがポイントは多いのに全く魚が姿を見せてくれない・・・
ここぞというポイントもルアーだけが寂しく戻ってくるばかり。
降ったり止んだりの雪にも心が折れそうになります。
結局午前は誰の竿も曲がること無く終了。
正直、岩に腰掛けおにぎりを頬張りながら、まだ季節が早かったんだと心の中で諦め始めていた気がします。
そんな時、深い流れの中心に倒木がありややキャストはやり辛いが、何かが起きそうなワクワクするポイント発見!!
仲間にも『奥の流れのカタに泳いでる気がする!ここならきっと出るよ♪』とプレッシャー!?をかけられ、
丁寧に奥からルアーを沈ませドリフトさせながらトゥイッチをかけると、ググッと竿が引き込まれた。
つい慌てて引き上げたので、倒木にラインが当たり一瞬ですが魚が宙ぶらりん状態に・・・。
フックオフしなくて本当に良かったと心から思う(笑)
朝から3人で釣り続け、やっと出会えた20㎝オーバーのキレイな岩魚。
何だか一仕事終えたような達成感に満たされました。
その後もノーバイトは続きましたが、退渓間際に落ち込みの脇のたるみから
1匹目より少し小ぶりな岩魚が遊んでくれました。
今回はルアーのキャストポイントから水中の動きも、自分でイメージした通りに
コントロールしたHITだったのが嬉しかったですね。

結局そのまま納竿となりました。
まさかの雪が1日降り続き、全身ずぶ濡れで、指先も凍える中で出会えた貴重な岩魚に感謝です。

本来は、とてもポテンシャルの高い川です。
ただ今回はまだ早かった・・・のひと言につきるかなと反省です。
また暖かくなったら行ってみたいですね。
是非次回は本流をとことん攻めてみようと思います♪