新緑の北川水系にて2

大分県・shoichiさんのレポートです。

今回も雨後の釣行です。GWも終わり完全に場荒れしていそうな気がしてなりませんが
雨後の効果に期待したいところです。
個人的な事情で今シーズンも釣行回数が激減してしまっている現状ですので、
釣りに行けるだけでも満足ですが出来れば魚とコンタクトを取りたいという思いは
強いです。

水量は多めで今期一、水もよく流れているので今回は「ミノーイングで良型ヤマメを獲る」
という目標を持って早速入渓してみました。
入渓地点の普段は鏡の所も今回はよく流れているので素通りすることなく撃っていきます。
するとすぐに反応がありました。
予想に反して難なく今日の1匹目を手にしましたがサイズの方は8寸足らずと振わず。
それでも嬉しいことに間違いはありません。

どうやら見た目に流れの落ちついた所・・・というのが今回のキーワードになりそうな気がします。
表層を意識しているというよりは魚のレンジは少し下のようでルアーにチェイスしてきますが
なかなか口を使ってもらえないことから、少しカウントダウンさせて
トゥイッチングさせていきました。
沈めることでフッキング率も大幅に上がったのでこれに徹しました。
サイズはどれも似たようなものですが、それでも苦戦を覚悟して来ただけに贅沢は
言ってられないというのが本音です。

そんな感じで少しずつ釣り上がっていきましたが、明らかにこれまでとは違う引きに襲われます。
流れにも乗られてロッドを絞り込まれドラグも鳴いてることで目標の上限値サイズを
意識するものでした。
バラさないように慎重にやり取りしていましたが姿を見たことで興奮も最高潮に達しました。

そんな大興奮のやり取りを制し釣り上げたのは文句なしの尺上のヤマメ。
やっぱり来て良かった・・・というのがこの時の率直な感想でした。
これだから釣りはホントに辞められないんですよね。

開始早々に目標達成したことで今回の釣行はすでに大成功ですが、まだまだ脱渓地点まで長いので
ここから先の2匹目の泥鰌に期待します。
ヤマメの反応も良く順調に数も重なっていきますが、やはり先ほどの特別な個体を
相手にしてしまうと、今日はもう仕方のないことですがどうしても
いつものヤマメがもの足りなく感じてしまいます。

ここからはまた8寸足らずのヤマメの数釣りとなりました。
水の勢いが良くなってることで魚の活性がとても良いのは確か・・・
瀬に魚も入ってきてるので解禁直後のように足早にポイントを撃っていくこともなく
ゆっくりと時間を掛けて釣り上がっていくことが出来るのも今の私にはとても喜ばしいことです。

勾配がきつくなると魚のサイズも少し良くなった気がします。
手前の岩陰から飛び出してきたのは9寸越えのいつもなら大満足の良型ヤマメでしたが、
至近距離でのヒットだったこともあり取り込みまで引きをそう楽しむことが出来なかった
というのもあるかもしれませんが、さすがに開始早々の強烈なインパクトから抜け出す
ことが出来ていませんでした。
ここには魚も多くストックされてたようで、このあとは8寸サイズが連発となり、
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

前回と同じルートを2倍の時間を掛けて釣り上がりましたが、釣果の内容からも雨後の効果は
絶大だったと感じています。今シーズンは土砂の堆積により潰れてしまったポイントも
多くありますが、魚が確実に存在している中で毎年こういった地形の変化を
どう攻略していくか?というのも楽しいです。

そして脱渓地点の大場所ではふたたび良型のヤマメの引きを楽しむことが出来ました。
残念ながら・・・これも尺には届きませんでしたが、あきらかに存在感の
違う雰囲気のある個体でした。

良いサイズが出たことで今回はこれを最後の魚としました。
これから梅雨時期をむかえることで良型サイズとのコンタクトは一気に上がると思われるので、
そんなタイミングで釣行出来ればいいなぁ・・・と思っています。
今回は本当に心身共にリフレッシュできたそんな釣行になりました。