大分県・shoichiさんのレポートです。
今年も待ちに待った解禁日がやってきました。渓流アングラーにとっては特別な一日の始まりです。
昨シーズン大野川水系での釣りをしようと購入してた年券の期限が31日までなので
今年の解禁日は大野川でむかえることにしました。諸事情で昨年はほとんど釣りに
行けなかったので今シーズンは出来るだけ多く足を運びたいと思ってます。
何シーズンもメインフィールドだった北川水系に比べ大野川水系はいくつもの支流からなる川が
大野川本流へと注ぐことから広範囲にたくさんの釣り場が存在します。まだ土地勘もなく
行ってみないことにはどんな釣り場なのかさえ判りませんが、新たに開拓する釣り場なので
久しぶりにワクワクしてしまいます。
解禁前の1週間はグーグルマップをフル活用して釣り場の調査を行ないました。
大野川は大分では人気フィールドのため混雑も予想されることから比較的人の入りそうにない
ような場所を選んでの釣行です。
大野川はヤマメとアマゴがメイン(大分ではこれらの総称をエノハと呼ぶ)で一部の川には
イワナやニジマスもいるようですが今回は釣り慣れたヤマメではなくアマゴの方に狙いを
絞ってみました。例年よりも暖かい冬でしたが、それでもまだまだ魚は淵の底でじっと
しているイメージが強く、水量もひじょうに少ないので大場所をピンポイントに狙って
どれだけコンタクトを取れるか…というのが今回のポイントとなりそうです。
今年の1匹目は痩せ細った狙ってたアマゴでした。スプーンを沈めてグリッと巻いて
フォールさせていくとこんなサイズばかりですが次々に口を使ってくれました。
どうやら狙いは間違ってはいないようです。
淵を釣り歩きましたがまったくサイズアップする気配もないので数釣りを楽しめたことで
次なる場所に移動することにしました。
同じ川で少し下流の方へと入ってみます。サイズは別としてじゅうぶんに魚とは遊べたので、
ここからはミノーイングで狙いました。ここでもサイズは伸びませんが朱点の綺麗なアマゴが
ちょくちょく姿を見せてくれました。こちらでもサイズは上がらず大物狙いで最後は大野川の
本流で釣りをしてみることにしました。幸い先行者もなく、すんなりと入渓できましたが
ほぼ初めて (10年ほど前に何度か釣行したことはあるが) と言って良い大野川では
入渓ポイントを探すのに一苦労します。
そんな本流で出逢ったのは少しワイルド感のある今日一のアマゴでした。
朱点の鮮やかな個体も良いですが個人的にはこんな存在感のある個体が大好きなので、
さすがに連発とはなりませんでしたが今回の目的は果たせたかなと思います。
水もまだひじょうに冷たく感じることから魚の活性も低いのは間違いありませんが、
気温の上昇とともにこれから活発にルアーを追う姿を見れるようになると思うので今年こそは
シーズン最後まで足を運びたいものです。
最後の最後で本流の魚を象徴するような個体と遭遇することも出来たことで
大満足の納竿となりました。
広範囲に及ぶ大野川水系にはまだまだこのような素晴らしい魚が多く生息していると
思うので、子供のような冒険心を持って今シーズンを楽しみたいですね。