北海道 イトウがイトウを?!

北海道・大野さんのレポートです。

先々週、弟と二人で最大82㎝、計5匹のイトウを釣ることが出来た湖へ一人で出掛ける。
大きな期待に胸を膨らませて湖に到着すると、減水していてちょっと嫌な予感が。
と思いきやすぐにアイフィッシュ7Sで62㎝のイトウをキャッチ!
その後二回ほどあたりのみでフッキングせず。
もうダメかと思い始めたとき、昨年デカいイトウを二匹連続で釣った
フロントレイク6.8gにヒット、これは65㎝あった。
衝撃的なドラマはこの後。
35㎝位のイトウが掛かり、ジャンプしたり、足元で上に下にと走り回り元気なファイト。
そろそろキャッチしようかと思ったとき、突如、深場からデカいイトウが出現し、
小イトウを襲った!
そして小イトウをバクリと横ぐわえ!猛烈にロッドが絞り込まれた。
あまりの衝撃に心臓をバクバクさせながらも、上手く小イトウを飲み込んでくれたなら、
もしかしたらうまくルアーのフックがデカいイトウに掛かるかも?!と思いつつ
しばしファイト。
いつまでたっても激しく暴れまわっているので、もしかしたらうまくフックが掛かったかも?!
いや、そんなに上手くいくはずはない…などと考えながらも、ようやく浮かび上がった
デカイトウの口からは小イトウは消えてなくなっており(哀れ、飲み込まれたか…)、
ミノーのフックが見事に口に掛かっていた。
奇跡は起きた!最後は何とか浅瀬に寄せて無事キャッチ。
メジャーで計ると87㎝、あと3㎝欲しかったものの、見事なイトウだった。
ふと考える。僕がこのデカイトウを釣ったのはルアー釣り?それとも、餌釣り?…
こうして奇跡的に釣れた87㎝のイトウの口から太い釣り糸がはみ出ていた。
よく見ると口の中にデカいマルセイゴ鉤が!かつて誰か餌釣り師に掛けられるも、
途中でラインをぶっち切って逃げたのだろう。
ルアーを外した後、この釣り鉤も外してからリリース。
しかし恐らく10号はあるような太いハリスをよくもぶっちぎったものだ。
やはりイトウは凄い。